第9章 小さな刃〜トロスト区戦防戦3〜
ジャンは静かに目を閉じた
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ミカサは刃を仕舞った
ミカサ「(この世界は残酷だ。そして…)」
思い出されるのは笑いかけてくれたアイリスとマフラーを巻いてくれたエレン
ミカサ「(とても美しい…いい人生だった)」
ドシンッドシンッと一歩づつミカサに近付いてくる巨人
ミカサは目を瞑ったまま動かない
そして巨人の手がミカサに伸ばされると、その手を切った
巨人はもう片方の手でミカサを攻撃するが、かわされ壁に当たった
ミカサ「(え…?)」
巨人の攻撃でミカサは思いっきり背中を打ったが