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残酷で美しき世界の中で

第9章 小さな刃〜トロスト区戦防戦3〜


マルコ「駄目だよ…どう考えても僕らはこの街から出られずに全滅だ…死を覚悟してなかった訳じゃない…でも一体何の為に死ぬんだ?」

マルコは薄暗い雲が覆う空を見上げた

「アイリス、ミカサ!?お前ら後衛のはずじゃ」

『ごめん後でね!』

アイリスはそう言ってミカサと少し駆け足でアニの所へ行く

ミカサ「アニ!何となく事情は分かってる!その上で私情を挟んで申し訳ないんけど、エレンの班を見なかった?」

アニ「私は見てないけど…壁を登れた班は…」

ライナー「あっちにアルミンがいるぞ」

ミカサは急いでアルミンの所へ行く

『全くミカサは…エレンの事になると周りが見えなくなるんだから。教えてくれてありがとう。アニ、ライナー』
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