第8章 少女が見た世界〜トロスト区戦防戦2〜
「なっ!何やってんだ!殺すのは父親だけと言ったろう!」
「だってよ!この女が!」
「言い訳すんな!」
男二人の喧嘩を聞きながら、ミカサはそこに立ち尽くしていた
「餓鬼を連れてけ!」
「ああ?」
ミカサは口が開いたまま、死んでしまった母を見つめていた
そして母親の死体を跨ぎ、ミカサの前までやって来る
「おい、お前は大人しくしてろよ?でないとこうだ!」
バシッと頬を殴れたミカサは気絶して、連れ去られてしまった
ミカサ「(寒い…)」
キィッとドアが開くと、男二人は驚いた様にドアを見た