第41章 昔話
ヒストリア「ある日私は好奇心から母に抱きついてみることにしました。母がどんな顔をするか興味があったのです」
小さなヒストリアは好奇心で目を輝かせるとお母さん!と飛び付く
が、母親はヒッと声を上げると幼いヒストリアを突き飛ばした
ヒストリアの鼻からは血が出て、慌てて手で押さえる
ヒストリア「結果は突き飛ばされただけでしたが、母が私に何かをしたのは初めてだったので私にはそれが嬉しかった」
幼いヒストリアはキラキラとした目で母親を見るが、母親は本を閉じて立ち上がると目に涙を浮かばせていた
「コイツを殺す勇気が私にあれば…!」
そう言うとヒストリアの母親は背を向けて歩いていく