第40章 痛み
ケニー「どうもこの店から薄汚ぇネズミの臭いがするな。どチビ達のネズミがよ」
ケニーはコツコツと靴を鳴らせながら階段を上る
ケニー「みぃつけた!憲兵様が悪党を殺しに来たぜ?バンバン!」
ケニーは足を大きく鳴らす
店主は再びヒッと声を漏らし、食事をしていた人達はソーセージをフォークから落とす
ケニー「何だ!居ねぇのかよ!」
『「ここだ。ケニー…久しぶりだな」』
2人はカウンターの後ろに隠れている
リヴァイ「まだ生きてるとは思わなかったぜ。憲兵を殺しまくったあんたが憲兵なんかやってんのか」
ケニー「ガキには大人の事情なんて分かんねぇもんさ。おっとすまねぇ。お前チビなだけで年はそれなりに取ってたな。お前の活躍楽しみにしてたよ。俺が教えた蘇生術がこんな形で役に立ったとはな?"袋のネズミ"って言葉俺は教えなかったか?これじゃあお前がどっから逃げようと上からドカンだぜ?」
ケニーはそう言うと店の椅子を引くとそれでカウンターの所を叩く