第39章 狼煙
ハンジ「ニックはウォール教の司祭だったのですか!?」
「何を言っている?」
ハンジ「彼とは個人的な友人でして…でも私が知る限り彼は椅子職人だったはずです。ここの申請書にもそう書きましたし…」
ハンジの言葉に憲兵は貴様と噛み付こうとする
ハンジ「でも…私はニックの全てを知ってなかったと言うことでしょう」
「おい!」
ハンジは憲兵の手を摩ると、そこには殴った様な鬱血があった
「離せ!」
ハンジ「ああ!すみません!つい!」
ハンジは大袈裟に慌てると敬礼する
ハンジ「では捜査の方よろしくお願いします!そして強盗を捕らえた際はこうお伝えください。このやり方にはそれなりの正義と大義が合ったかもしれない、がそんな事私にとってどうでもいい事だ。悪党共は私の友人が受けた以上の苦痛をその身を受けながら絶えることになるでしょう。ああ!可哀想に!そうお伝えください。失礼します」
ハンジはそう言うとモブリットと共に歩いて行く