第37章 突撃
ヒストリア「私の生まれた家と関係ある?」
ユミル「ああ、ある」
ヒストリアはそう断言したユミルの言葉を思い出した
ユミル「この世界の状況が変わった時、お前と居れば近い将来保険になると思っていた。私はあの塔の戦いで死にかけて…もう心底嫌になったんだ。死ぬのが怖い…何とかして助かりたいって。ただ情けなくてお前の為みたいな事言ったけど、本当は全部私の為だ。頼むよ…ヒストリア…私を…私を助けてくれ!」
ユミルの悲痛にも似た叫びが響く
静寂が訪れる
ヒストリア「言ったでしょ、ユミル。何があっても私は貴女の味方だって!」
ヒストリアは凛とした声で笑いながらそう言うと、ユミルは目を見開いた