第18章 ◆番外編5「狼」
やがて規則的に腰が浮いてくると、長谷部はトロトロになったソコに取り出した自身をあてがい、少し擦り合わせる。
─くちゅ…くちゅ…─
「やっ…ぁあん…」
「…主っ…ハァ…ハァ…」
自身に主の蜜をたっぷり塗り付けた後、長谷部はそれをナカへと進めていった。
「ん………ん、んっ…」
一度根本まで入れてしまえば彼女のナカがもうその形になることは知っている。
長谷部は五回ほどゆっくり突いたあとはすぐに激しい動きに切り替えた。
─ぐちゅっ…ぐちゅっ…ぐちゅっ…─
「あっ…あっ…あっあっ…」
彼女の膝をぱかりと大きく開き、そこを自身の下半身で押さえるようにして奥まで入れ込む。
彼女ごと腰を揺らすだけで、蜜の滑りで結合部は離れずに抜き差しを繰り返した。
─ぱちゅっ…ぱちゅっ…ぱちゅっ…─
「主っ…ほらっ…」
「あっあっ…あっ…気持ちいいっ…気持ちいいっ…」
わざわざ布団ではなく畳の上で行うのは、狼のように彼女を襲っている長谷部の演出である。
部屋に押し入って彼女を襲うも、本人はこのように気持ちいいと連呼するほど感じているのだ。
そんな主が本当に最高だと、長谷部は噛みしめながら彼女を襲った。