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道の交わる時

第1章 はじまり


朝の帝丹高校の教室で、大きな声が聞こえた。

「園子、それ本当なの!?」
「マジよ!こんな事で嘘つくわけないでしょ!」
「君達、朝からとうしたんだい?」

興奮気味の園子と蘭の会話に、転校したばかりの世良が話しかける。

「そういえば、世良さんはのこと知らないよね?」
「?」
「中学まで、ウチらとおんなじ学校で、幼馴染だったのよ。家族が亡くなって、親戚を頼って田舎に引っ越したんだけど。それが今度また、こっちに戻ってくんのよ!」
「なるほどなぁ。そのって子はどんな子なんだい?」
「うーん、結構、男勝りかも」
「そうなのか?じゃあ、ボクと気が合うかもしれないな!」
「たしかに、世良さんとなら気が合いそうだわ...」
「ちなみに、いつこっちに来るんだ?」
「来週に来るみたい」
「そっか。じゃあ、来週が楽しみだな」
「そうね。折角だから3人でお祝いでもしない?」
「いいね!それ!そうしよう!」
「それ、ボクものった!」

3人は来週に向けて準備を始めた。
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