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ド ロ ッ プ ス .
第30章 吐息の味
そしてひと月ほど経った深夜…
"きゃあーーっ!"
"ギャァアアア!!!"
村に山賊崩れのチンピラ共が夜襲を測った。
雫
「コト…子を抱いて僕の背後に隠れて…」
コト
「う、うん!」
チンピラの足音は徐々にこの蔵に近づいてきている。
(妖力を使うか…否か……)
僕の背中ではコトが震えているのを感じる。
(もののけ…とバレても2人を助けよう……)
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