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ド ロ ッ プ ス .

第30章 吐息の味





どれくらいの時間が過ぎたのだろうか…



暗い蔵の小窓から朝陽が射し込んできた頃……



蔵の隅で望まれぬ命が産まれた。










"おんぎゃーおんぎゃーおんぎゃー"










(……元気な子だ……)









富と木瀬三郎は、


その赤子に声をかけることなく…


緒を切るなり去って行った。









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