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ド ロ ッ プ ス .
第30章 吐息の味
木瀬三郎
「馬鹿者!!」
弱音を吐く富に木瀬三郎は怒鳴った。
富
「!!」
木瀬三郎
「赤子がいたら、
わしらが一緒になる事を母上と父上に認めてもらえぬ!!
…分かっているだろ富よ!!
その赤子はわしらの足枷になるだけなんだ!!」
(…人間は自分勝手だ…………)
富
「…あああっ……」
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