第24章 ミックスの味
佐藤
「…どういう事!?」
私はその手紙を持ちながら、
なんとなく部屋を見渡してみた…
佐藤
「……?」
部屋の四隅に小さなビー玉のような物が置いてあるのに気が付いた。
(もしかして…これは…結界?)
白夜さんに絶大な信頼を置いている私は、
怖い夢は見たものの"ここにいれば安心"という保証を知り
安心してもう一度横になった。
(それにしても…変な夢だったなぁ……
もう見たくないから起きてようかなぁ……)
そしてなんとなく天井をボンヤリ見上げていると…
"ガラガラガラガラッ…"
玄関が開く音が聞こえてきた。
(白夜さん帰ってきたのかな?)
私は是非迎えに出ようと起き上がり、
部屋の引き戸の前に立ち手を戸に添えた…
〈……もし……
佐藤
「!!」
戸の向こうから、
聞き覚えがある声が聞こえてきた。
(うそ…でしょ………)
私は急いで戸から離れ後退りをする。
"ドンッ!"
佐藤
「きゃあっ💦」