第24章 ミックスの味
佐藤
「あの…私とおはなししていてくれませんか?」
白夜
「話?」
佐藤
「はい…」
白夜
「ああ、それでお前が楽になるなら。」
白夜さんは、
私の横に肘を立てて横になった。
白夜
「この体勢の方が話しやすいだろ?
で、何を話す??」
(優しいなぁ…)
佐藤
「そうですね…ずっと疑問だったんですけど…
白夜さんてなんの妖怪なんですか?」
結構一緒に居るのに分からない私。
白夜
「鬼と妖狐の血が流れているから…どちらとも言い難いが、
母の血が濃いと言われているから妖狐寄りだと思っている。」
(という事はつまり白夜さんはハーフ?
お義母様が妖狐でお義父さまは鬼って言うことかしら?)
佐藤
「そうなんですね…この子が誰に似て産まれてくるか
楽しみになってきましたね!…ゔっ…」
白夜
「おい佐藤…あまり無理して話すな。」
そう言ってすかさず私の背中を撫でてくれる白夜さん。
佐藤
「ありがとう…ございます……」