第24章 ミックスの味
白夜
「大丈夫か?」
そうです、いよいよ私の身体に"妊娠"に伴う変化が現れたのです。
佐藤
「だいじょばないです……」
悪阻がとうとう始まってしまい、
私は布団から出る事が困難になっています。
白夜
「タネ吉から悪阻によく効く薬草をもらってくる。
少しの間、待てるか?」
そんな私を気遣ってか、
あの白夜さんが24時間つきっきりで世話をしてくれている。
佐藤
「い、嫌です…
薬草だって薬ですから…赤ちゃんに悪いかも……
それに悪阻は赤ちゃんが元気な証拠だから……」
白夜
「だがお前が日に日に痩せてきているように見える。
腹の子も心配だが、またお前も心配なのさ。」
白夜さんは、
綺麗な銀白桃色のミディアムヘアーを最近は私の世話をする為に
1つに縛って邪魔にならないようにしたりと…
お世話に真剣さを感じる。
佐藤
「ありがとうございます…でも薬草だけは……」
白夜
「では、他にして欲しい事は?」
(そうだなぁ…気を紛らわせて欲しいなぁ………)