第23章 メロンの味
白夜
「……はぁ……」
佐藤
「!!」
ぬらりひょんの十八番…
違和感なく黙って人様上がり込み、
そこの住人として生活しちゃう妖力。
衣墨
「その子ができる瞬間も見守ってたし??
まるで俺の子?みたいな感覚あるし?
いーよ、いーよ、見ててやんよ!」
佐藤
「(´⊙口⊙`)」
(衣墨さんそれ問題発言!)
白夜
「そうだな、お前はそこら辺の妖怪よりはタフだからな
安心して預けられるが…
お前自身が危険過ぎて佐藤は預けられない。
というか、殺すぞ。いい加減にしろよ。」
衣墨
「おぃおぃ、嫁が身篭っている時に殺生か?
やめとけ!やめとけ!八千代が産まれんぞ〜」
(八千代?)
白夜
「そうか…それなら俺が番人を辞めて佐藤の側に居よう。」
衣墨
「馬鹿か!?お前が番人抜けたら大変な事になるぞ!?
地獄が大混乱になって機能しなくなるのが目に見えるぜ?」
白夜
「…ふっ…だいたい最近の番人達は俺を頼り過ぎているんだ。
組織改革には良い機会じゃないか。」
衣墨
「改革?いやいや解散の間違いだろ?
頼むから考え直せよ。な?」
衣墨さんの様子を見る限り、
白夜さんは凄く大切な存在なのが分かる…
それと同時に…
人間という私の無力さを痛感する。