第23章 メロンの味
白夜
「きっと佐藤が言っている女は"尺八様"だ。」
佐藤
「尺八さま…?」
白夜
「そうだ。"身篭った女"にしか見えない神だ。」
佐藤
「え?」
(身篭った女にしか見えないって…えっ………え!?)
佐藤
「え!?」
白夜さんは私の所にやってきて、
座ったままの私のお腹をさする。
白夜
「尺八様は別名"身籠りの神"だ。
身篭ったのに身体を労わらない女の元に訪れると言われている。」
佐藤
「それは…」
白夜
「何かしていたのか?」
(何かしていたのかって……
冷たい川で洗濯物くらいしか……💦)
佐藤
「川でお洗濯をしていただけですが……」
白夜
「……それだけでは、よく分からぬが…
冷たい川での作業が身重には良くないのかもな。
今日からは湯を使って洗うと良い。」
(そうだね…お風呂とかで洗う事にしよう(*´ω`*)
それにしても…私がお母さんか……)
佐藤
「はい、気をつけます。」