第21章 絹タンスの香り味
?
「おやおや、佐藤さんは食が細いのかの?」
近くに座っておられた白髪のおじいちゃんが、
私の前にやってきて顔を覗いてきた。
佐藤
「い、いぇ……なんだか嬉しくて…
お腹がいっぱいなんです💦」
?
「はて…嬉しいとな?」
佐藤
「はい…この並べられた食事全てが….…
私の大好きな物だらけなんです…
きっと白夜さんが手配してくれのでしょうね。
その気持ちが凄く嬉しくて私…」
?
「あやつがのぅ……ほぅ……」
白髪のおじいちゃんは、
話している白夜さんの横顔を見つめて嬉しそうに微笑んでいる。
?
「いやいや心配していたのじゃよ。
人間はか弱き生き物だからのぉ…白夜が面倒みれるかの…とな。
だが…なーんの心配もなさそうじゃ。」
佐藤
「?」
なんだかこのおじいちゃんは、
他の親戚の方とは違って"優しい感じ"がする。
?
「ところでもう"ややこ"は居るのかぇ?」
佐藤
「え?ややこ???」
(ややこって……何!?💦)