第21章 絹タンスの香り味
白夜
「…………」
佐藤
「…………」
急に周りに誰の気配も無くなり、
たった2人になった。
白夜
「佐藤」
佐藤
「はい…」
佐藤は俺を見ずに足元の畳を見ている。
白夜
「俺は千年は生きている妖怪。
だから根性が腐っている所が多々ある。」
佐藤
「(´⊙ω⊙`)え?」
(なかなか腹が立つな…こっち見やがった…)
白夜
「…だからだな…つまり…捻くれた事を言う時がある。」
佐藤
「そうですね」←キッパリ
(……腹立つ…)
白夜
「だがそれは全て"照れ隠し"といったものだ…
本気にするな。」
佐藤
「…えっ…」