第21章 絹タンスの香り味
佐藤
「……ッ…………」
タマ
「あら!奥様!?どうなされましたかぇ…
涙を流しておられ…」
"ガタッ"
私は鏡台の椅子から立ち上がり、
礼装の白夜さんの前に立った。
白夜
「どうした」
佐藤
「…そんなに私を馬鹿にして…白夜さんは楽しいですか!?
私は……凄く辛いです!!」
白夜
「楽しい?そんなわけはないだろう。
お前が馬鹿過ぎて嘆いているだけだ。」
佐藤
「それ本気で言ってますか……」
白夜
「ああ。分かったら早く座り直して続きをタマにしてもらえ。」
佐藤
「……ひどぃ……」