第21章 絹タンスの香り味
朝から家にはお手伝いの妖怪さんや、
白夜さん方の親戚の方で賑やかです。
お手伝いさん
「奥様の髪の毛はとても綺麗な栗色ですわね。」
佐藤
「そうですか(*´ω`*)えへへっ…」
私は白無垢に似合う、
あまりきっちりしていない髪型にしてもらっている。
なんとなくきっちりした昔風は…洋風な私の顔には似合わないからだ。
そうそう、浴衣の時に柔らかい感じのアップにしたりしますよね?
あんな感じです。
白夜
「髪の毛の色しか褒めるところが見つからなかったのかタマ。
まあ…分からなくはないがな。」
佐藤
「(´⊙口⊙`)」
花嫁の支度部屋に勝手に入ってきたと思ったら、
失礼な事をサラッと言う白夜さん。
タマ←猫又さん
「あらまぁ、白夜様ときたら…
花嫁さんの支度中に入って来られるとは失礼ですことよ。」
(そーだ、そーだ。)
白夜
「仕方ないだろう。
"もと"があまり良くない女だからな、
これ以上雑な出来上がりになれば俺の面目が丸つぶれになる…
それだけは避けたいのだよタマ。」
←キッパリ
佐藤
「(;口;)酷ッ……」
タマ
「いえいえ…奥様はとても美しい方ではありませぬか…
カビように白い肌…タラコのように桃色の美しい唇…
ネズミのようなクリクリとした瞳…どれをとってもほんに……」
(た、タマさん!!それ…それ最高に酷いですよっ💦)