第16章 あざみ味
佐藤さんが奥にいる拓巳くんを呼びに行ってしまった後に、
気付かれいまいと"ほくそ笑む"変態な犬に俺は話しかける事にした。
雫
「…何を企んでいる?…」
佐藤さんの優しさにつけこむのが許せない。
末吉
「…はぃ?ポクが企む??
そんなわけないワン…ムフフッ…」
芝犬は"ニヤリ"笑う
雫
「此処がどなたの家か知って…」
末吉
「…知ってら!!ポクをこんな姿にした野郎の巣だワン!!」
雫
「それならこの先の展開も安易に想像できやしないのか?
もし…悪どき企みをもっているなら……
今なら見逃してやるから…帰りな…」
(可愛い顔を絶対に曇らせたくない…
自分の一部を分けた…貴女には特に…)
末吉
「嫌だワン!!
というか…お前さっきから生意気だワン!!!誰ワン!」