第13章 黒糖味
拓巳
「と…通りますよ………」
礼儀として一言断りを入れる事から始まる信頼関係を、
俺は大切にしたい。
死霊達
「…………」
だが、みんな青白い顔をしたまま俯き反応がない。
(ん?反応がない??
え?これってもしかして普通に通れる感じかな。)
なんとなく大丈夫そうだ。
拓巳
「し…失礼……失礼……」
そして俺は静かに素早く横切った。
(よっ、良かった!!
やっぱり行きている人間とは違って
大丈夫なのかもな。)←感情があまりないという意味で
拓巳
「おーい!!佐藤おーーい!!
大丈夫だよ!!
早く横切りなよーーッU●´口`●U/"」
ホッとしたからか、
尻尾がいつもの倍は振ってますw