第13章 黒糖味
佐藤
「…(΄◉◞▱◟◉`)…ぁっ…あっ…」
拓巳
「佐藤、だ、大丈夫!?」
私が鳥居の向こうで見たものは…
白夜
「…悪い事は出来ないと言う事だ……
イノシシ女、せいぜいその生涯を終えるまで、
正しく生きろよ。」
←意地悪そうに微笑む
言葉では形容し難い酷い場所だった…
でも1つだけハッキリ言えることは、
ボロボロの姿をした"亡者"達が
私のか細い手に向かって
それを掴まずにはいられるか!とでも言うかのように、
集まってきた…
それは10人や100人どころじゃなくて。。
佐藤
「………」
私は学んだ、
人を思い遣る気持ちも大切だけれど…
自分の気持ちも大切にすること…
断る勇気を持つこと…
(…お爺ちゃん、ちゃんと天国に行けたかな…)
そして今は亡き祖父の"行方"を心配するのだった。