第12章 シナモン味
三毛猫
「お姉ちゃん!!母ちゃんが死んじゃうよぉー!」
三毛猫ちゃんは、
私にそれが見つかってもなおも"演技"を続ける。
でもよくよく見れば……言葉は演技が出来ても、
そのモフモフな口はニヤついていて仕方がない。
佐藤
「猫ちゃん……なっ…なにして………」
"バシャバジャバシャ"
三毛猫
「にゃ二って、人助だよ…娘さん。」
佐藤
「(|| ´⊙口⊙`)」
"バシャバジャバシャ"
三毛猫
「ケラケラケラ…実に良い気持ちだ!!
まるでこの世界を…
わたしの肉球が牛耳っているようだ!!!」
佐藤
「!!」