第10章 スイーティー味
お爺ちゃん
「なっ…なっ…なぜそれをソナタが!!」
爺ちゃんは、
男の言葉を聞くと水田から飛び出し、
男に詰め寄った。
「どうか佐藤の熱がさがりますように…
産まれたばかりの可愛い孫を助けてください…
ワシの命を奪ってもかまいませんから…
嫌いならこんな願掛けはしないと思うが。」(棒読み)
お爺ちゃん
「!!」
((´;Д;`)おぉ…お爺ちゃん…本当はわたしのこと…)
「まあ…どうでも良いが、
あの童を大切に想っているのは…
俺が知る限り爺さん一人ではない。
もちろんそれは人間だけとは限らないが…」
お爺ちゃん
「人間だけじゃない?」
男はそれだけを言うと、
男は男女2人を連れて土地神の神社の方にスッと消えていった。