第9章 バナナ味
その場に残された衣墨は、
豆助の後ろ姿を見送りながら
一杯、また一杯と酒を飲んでいる。
衣墨
「つーか。。
そろそろ嫁みつけねぇーとな……
一族の奴がうるさ過ぎて眠れやしねぇ。
…いや…待てよ?
いっそのこと皆殺しして俺だけになれば良いのか…」
"スッ"
衣墨
「…………ふーん…」
衣墨は一瞬視界の端に"スッ"っと動く怪しい姿を確認したが…
衣墨
「……酒酒酒…酒もらいに行こうっと( ´_ゝ`)」
見合いという宴の前に騒がしくしたくないので黙認した…
ではなく、
利益もない事にあまり興味がないので関わらない事にした。