第1章 いちご味
それからどのくらい過ぎたのか…
気づけば私達は拝殿の軒下で私達は肩を寄せ合って眠ってしまったようだ。
"チュンチュン…"
佐藤
「…んっ……」
(鳥のさえずり……
そっか…待ちくたびれていつのまにか寝てたんだね……)
私は目を擦りながら拓巳くんの肩から頭を離し、
佐藤
「ふぁ〜。よく寝たぁ〜〜。
フフッ…私って凄いな…
どんな場所でも熟睡出来るんだから(*´ω`*)」
そして少し伸びをすると、
隣に寝ている拓巳くんを起こすべく肩を揺らす。
佐藤
「拓巳くん、おはよう!朝だよー」
拓巳
「………」
佐藤
「ん?」
私は拓巳くんに"違和感"を感じた。
違和感とは…
今、拓巳くんの肩に触れている自分の右手の手のひらが
水分を感じているのです。
(寝汗かな??)