第5章 ココア味
妖怪3
「娘、先程、所長のツバキと揉めていたと聞いているが、
何故揉めた?」
(え!?それ聞いちゃう!?💦)
佐藤
「……えとそれは…ツバキさんが病人の女性に……」
とその時、
雫さんの言葉を思い出す。
"あの女はモルモット…"
そして私は迷う。
もしモルモットの彼女を庇ったと知られたらどうなってしまうのかと…
もしかしたら私もモルモットに選別されてしまうかもしれないから。
(どうしよう…)
妖怪3
「さあ!続きを話しなさい。」
迷っている私に向かって、
妖怪3が強い口調で促す。
(どうしたら……)