第7章 比べたら負ける▽阿散井 恋次
今日はふわふわしてて不思議な気分。
ふわふわしててこのあとの事が待ちきれない。
それくらい、それくらい楽しみな事があった
のに……!
恋次とルキアちゃんが楽しそうに笑い合っているのを目撃してしまう。
いや、別に?
ぜんっぜん気にしてないし?
「そんな所で何やってるの?」
壁から顔を覗かせていた背後から声を掛けられて振り向く
「あ、ゆみちー」
綾瀬川 弓親ことゆみちーがいた
流魂街からゆみちーと一角とは一緒にいる
「ゆみちー今日も美しいね」
「当然」
私が問い掛けに答えずにそう返すと、ゆみちーは髪をさらっと払いながら答える彼の言葉に笑ってしまう
うん、やっぱりゆみちーは美しい。
美しい男性は嫌いじゃない。
だけど、恋人にするならやっぱり恋次みたいな男らしい人が好き。
それから、壁から顔を覗かせるのをやめてゆみちーと少しだけ話して別れた