第6章 将来の約束▽黒崎 一護
「おかわり!遊子ちゃんっ!」
「はーい」
「お前さ、ちょっとは遠慮するとかないわけ?」
「えー何で?良いじゃん。そうですよねー?おじ様」
「おう、そうだそうだ。細かい事言ってんじゃねー!」
そう言って飛び掛かってきた親父を避ける
つーか、何で俺の家族は皆受け入れてんだよ
夏梨まで。
「なーに?一護は私が此処にいるの不満なの?ねぇ、不満なの?」
隣に座る千穂がむっとした顔で、俺を見上げる
「いや、そうは言ってねーだろ」
「でも、そう聞こえた!この女、他人の家で遠慮もなくバクバク食い過ぎなんだよ…って!言っとくけど、他人じゃないから!将来、私は黒崎の苗字になる予定だもん!」
その勢いに思わず、顔がひきつる
「母さん!一護に将来の奥さんが出来たよ!」
でっかいポスターに引っ付きながら言う親父に溜め息を吐いてから、隣を見る
「あのな!そういうのはお前から言うんじゃないだろっ」
「へぇ、じゃあ一にぃから言うんだ」
夏梨からの言葉に思わず固まってしまう