第5章 ボクはキミを
一方、ナギの部屋では、シチューと王様プリンをたらふく食べた残骸が広がっていた。
千は壮五の相談を聞き、百と零はナギにスペシャル・ミッションを手伝ってもらっていた。
「ナギ!こっちにもサイン書いて!宛名はカオルちゃんへ」
「OH……スペシャル・ミッションぽくないです…非常に地味です…」
「んなこたあない。このサイン付きグッズのおかげで、世紀のイベントが起きるから!」
「WHY?」
「まだ秘密。キスマークも入れておこうか。零、ナギに口紅塗ってあげて!」
『はい』
「ナギ、これにぶちゅってして!」
「OH……自分のブロマイドにキスとは……非常に倒錯的な…」
「オレのブロマイドで練習する?ちゃんとムード作ってチューしてくれる?」
「OH……!零のがいいでーす!!」
「だーめ!ブロマイドだろうと零の唇はモモちゃんのものだから!」
『いつ百のものになったわけ?ナギ、ごめんねー、変なこと頼んで。でもお願い!』
「アナタのためならば……全力で頑張りまーす!」