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スローダンス【アイナナ/R18/百/天】

第19章 夜明けの譚詩曲






―――「フレンズデイメモリアルソング、1位になった歌について、ついさっきまで話し合っていました。この歌は、このアーティストは、フレンズデイのイメージを悪くするかもしれないからって。だけど、みんなで歌うって決めました。悪い歌なんて、どこにもないから。誰かが何かを好きだって気持ちを大切にしたいから。オレは、オレたちは、頑張ってる人を、戦い続けてる人たちを、応援していたい。子供の頃のオレが、たくさんの歌を聴いて励まされたように、誰かを励まして生きていたい!見ないふりをする側じゃなくれ、笑う側じゃなくて、誰かを応援する側でいるために……オレがどんなに弱くても、諦めるなって、頑張れって、優しく手を貸してくれた人たちみたいに――歌います。TRIGGERで”SECRET NIGHT”」



陸のスピーチのあと―――メイン会場では、たくさんの声援と拍手の中、IDOLiSH7がTRIGGERのSECRET NIGHTを歌った。



いつまでも会場内に響く熱狂した鳴り止まない声援と拍手はまるで、虚空の隅々からあるだけの風を集めてたたきつけるような、大きな嵐のようだった。




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