第26章 仕返し
「先輩、舐めちゃいますね、失礼します。」
「…え…⁈」
手を離して顔を近づければ、
カカシ先輩が真っ赤になって、濡れた瞳を私にむけている。
「…カカシ先輩、舐めてもいいですか?ダメですよね?」
意地悪く焦らしながら言えば、
我慢出来ない火影様が、唇を噛んで、悔しそうな瞳をしている。
「ダメじゃないよ、、舐めてくれるの?お願い…頼むよ、して欲しい…」
「ふふ、先輩…カワイイ…やらしい…」
舐めようと舌を出していざ舐めようとしたが、ピタリと動きを止めてみた。
カカシ先輩に、された昨夜を思い出し、つい、ニヤニヤしてしまう。
「カカシ先輩、ほら、もっとちゃーんと、お願いしないと、やりませんよ?」
SMの女王様みたいに言えば、
もっと悔しそうに私を見たが、私はやらない。
ニヤけて止まらない。
さらに高揚した気持ちになっていく。
「様…お願い…します。」
素直なカカシ先輩を思わず、吹き出して笑ってしまっていた。