第83章 新たな朝。
笠松「それと、嫌なフリ方しちまったよな」
「それは私が悪いんです!もっとしっかり考えて私が行動してれば起きなかったことですし・・・」
笠松「でも仮にもお前を傷つけた。謝る」
「笠松さん・・・」
真面目・・・というか、優しいなぁ。
でも親切でやってるんじゃないんだろうな。
自分自身が本気でそう思ってるから、言葉にしてるんだろうな・・・。私も笠松さんみたいに考えれる人になりたい。
笠松「でも・・・」
「?」
笠松「告白したことは、謝らねぇから」
「!!」
な、
なにその意地悪な顔・・・!
いつもの真剣でまっすぐな顔じゃない。
子供みたいに・・・やんちゃな顔。
ずるい・・・。
すると笠松さんは私に顔を近づけたと思ったら
額にツンと人差し指でつっついた。
笠松「だからそれだけ覚えとけ。そのうち・・・お前は俺に惚れっから」
「なっ・・・!?///」
笠松「さーてと。皆待ってるから行くぞー。ジュースも買ったし。」
「あっ 言い逃げずるいです!!待ってください笠松さん!!」
笠松「ずーるくねぇーよー」
「もぉおぉおお!!!」←
笠松「ハハッ 牛かよ」
色んなハプニングも起こりましたが、
これにて旅行はおしまい。
だんだんと分かり始めているような、分からないままのような。でも、これでいいんだ。
私は今この状況に満足している。
これが今なんだ。
そんな中ー・・・
ちょっと胸がざわつくのを、私は気にもしなかった。
この先なにが起こるかも知らすにー・・・
??「ねぇ、雅-・・・?私、決めたの。」