第83章 新たな朝。
高尾「恥ずかしがることねぇじゃん?覚えててくれたってことっしょ?嬉しいわー笑」
「う、うん。忘れないよ。」
高尾「へへっ 朝から超幸せなんすけど」
とびっきりのスマイル(プラス頬を染めながら)は私をキュンとさせた。あぁもう・・・可愛い←
でもかっこいいところもたくさんあるんだよなー高尾君。
このギャップにキュンとくる女性って多いんだろうな。
「さ、さてと!」
話題をかえようと私はベッドからでた。
「もう歩いたりしても大丈夫だよねっ!?もうこんなにぴんぴんだし」
高尾「あー多分な!笠松さんももう元気だよな」
ぴたっ
こうちゃくする。
高尾「? 雅?」
そうだ
笠松さんにあやまらないと。
難関っていうほどじゃないけど・・・
顔、あわせづらい。
多分これは笠松さんもそうだよね・・・。
でもでも、これは私が好きという感情を間違ったため起こした問題!そんなこと言ってられない!
朝の支度を終えたら、笠松さんに会いにいかなきゃ!
高尾「じゃ、帰る準備するか」
「あ、あれ?もう一泊するんじゃ・・・」
高尾「怪我人やらでたのに旅行は続けれねぇだろ?今吉さんも、それなりに責任感じてるんだぜ?」
しまった。迷惑をかけてしまった。
しかも予定までも壊してしまった。
「ごめんね・・・楽しい旅行が・・・」
高尾「いーって。ほら、多分来年もやるだろうし」
「そっか・・・。」
来年、か。
「そうだよね・・・。ありがと」
来年も、あるんだよね。
そのときにはちゃんと、好きっていう気持ち、分かってるかなぁ・・・。