第68章 桃ちゃんとのコイバナ。
ガタンゴトン..
電車に乗り、外の景色を見る。
懐かしいなー。あんまり去年と変わってないや。
お母さん達元気かなぁ。
プシューッ
駅のホームにつくとすぅっと空気を吸い込んだ。
なんか落ち着くー!同じ空気のはずなのにあっちとはなんか違うなぁ。
早速家に向かおうと足を踏み出した瞬間、
誰かに手をとられた。
「-・・・え?」
ふりかえると桃色の長い髪をした見慣れた女の子が
息をきらしながらいた。
「さつきちゃん・・・?」
桃井「桃ちゃんだよ!!」
「えっ」
桃井「高校のときは、桃ちゃんって呼んでくれてた・・・!」
「・・・桃、ちゃん?」
寒いのか、怒っているのか、頬を赤く染めていた桃ちゃん。
でも私が桃ちゃんというとすぐに目をうるうるさせた。
桃井「っー・・・雅ちゃんっっ!!!」
「うわぁっ!?」
がばっと抱きつかれた。
桃ちゃん、私より身長あるのになんだか小さく感じるよ。
・・・可愛いからいいけど。←
桃井「会いたかったよぉー・・・。雅ちゃん雅ちゃん!!」
「うん、久しぶり。私も会いたかった。」