第53章 Let`s cooking!

玲央「でしょう？征ちゃんが高校の時に選んでくれたのよ。東京行くならここにしろって」

「確かに駅からも近いですし通勤には困りませんね。・・・って、征ちゃんって・・・？」

玲央「あぁ、征ちゃんは征ちゃんよ。赤司征十郎」

「あっ・・・。あのキセキの世代の主将の・・・。」

玲央「そっ、あ～なんか話してると会いたくなってきたわ！」

「赤司君はまだ京都なんですか？」

玲央「そうなのよ。京都が気に入ったらしくて・・・。って、雅ったら色々知ってるのね。マネージャーをやってただけあるって感じ。」

「え、えへへ・・・。」

各高校のことは念入りに調べてきました私。
特にキセキノ世代がいる高校は対戦校じゃなくても好奇心で調べてみたりとかしてました。

玲央「さ、着いたわよ。ここが私の部屋」

「お邪魔しますー」

玲央「どうぞ～」

入ると、今吉先輩の部屋とは逆で、木をベースにしたカントリーな家具がたくさんあった。観葉植物や花などが多く飾られている所がまた玲央さんらしい。
でもなによりびっくりしたのは・・・

「すごい・・・調理道具が勢揃い・・・。」

玲央「よく料理するからね。」

男一人暮らしとは思えないほどの品揃えでした。