第2章 ブラックラブ、結成です!
「ん?なにこれ??」
大学生になってから約1ヶ月。
少しずつ慣れてきたときに、その手紙が私の元へ届いた。
「<黒髪の会>?何か気味悪い・・・。」
手紙をあけると、
大きな字で<黒髪の会招待状>と書かれていた。
確かに私は黒髪だが、これは一体ー・・・?
「え、なになに・・・?」
集合場所:〇〇町の×通りシルバーマンションの096号室。
日時:5月4日日曜日の午後3時。
持ち物:招待状、その他自由。
・・・集まり・・・?なんかのサークルなのかな。
間違ったのかもと思い、手紙を閉じようとした瞬間
見覚えのある人物の名前が目に飛び込んだ。
「今吉・・・翔一。」
手紙の最後に
今吉翔一と書かれていた。そしてその下に小さく
【招待状もろうた奴は、必ず一人で来ること!】
とも書かれてあった。
・・・地獄への招待状をもらってしまったと
私は確信したのだ。