第22章 決闘
翌日
音駒高校との練習試合当日がやって来た。会場である烏野総合運動公園競技場で顔合わせをした烏野と音駒のバレー部員たち。日向は音駒の中に先日迷子の日に出会った研磨が居たのでビックリする
日向「研磨、音駒だったのっ!?」
研磨「あ、うん…」
日向「何で教えてくれなかったんだよー」
研磨「だって…訊かれてない…」
日向「でも、お前最後に『またね』って言った。何か知ってたんだろ?」
研磨「Tシャツに学校名が書いてあったから…」
「あれ?2人とも知り合いなの?!」
研磨「……………久しぶりだね…」
先日東京行った際にクロには会ったが、研磨には会えなかった、その後クロは研磨に一通り説明してくれたのか私がここにいることを知っていたみたいだ
日向「お前らも知り合い?!……俺はロードワーク中迷子になった時、研磨と友達になった!」
「ロ、ロードワーク中って……す、すごいね翔陽」
私は翔陽のフレンドリーさに驚く
3人がそんな会話をしていると、背後からふわふわトサカ頭の男が絡んできた。音駒のWS山本(2年生)だ。
?「ヘイヘイ、ウチのセッターに何の用ですかー」
ガンを飛ばしつつ日向を威嚇する音駒の部員、あれ?なんかどこかで見たことあるような
すると…
田中「そっちこそウチの1年に何の用ですかコラ」
そう言って今度は、田中が彼にガンを飛ばし威嚇し始めた。
(あっ、なんかデジャブ!)
?「なんだコラ」
田中「やんのかコラ。シティボーイコラ」
互いにガンを飛ばしあう二人。どうやら田中と山本はタイプが似ているらしい。そこへ冷静なツッコミが入った。
菅原「やんのかってやるんだろ?これから試合なんだから。あと、シティボーイとかやめろ恥ずかしい」
夜久「山本、お前直ぐケンカふっかけんのやめろ。バカに見えるから」
2人を諌めたのは菅原と音駒のリベロ・夜久(3年生)だった。
夜久「なんかスミマセン。恥ずかしいヤツいて」
菅原「うちもスミマセンお恥ずかしい」
そう言って互いに頭を下げ合う二人。こっちもタイプが似ているようだ。2人ともお母さんタイプだ