第18章 過去
「す、すいません菅原さん………ちょっと甘え過ぎちゃいました///」
菅原「あっいや……俺こそごめん、泣きそうになってる大鷲見たら、なんかしてやりたくなって……」
私と菅原は気を取られていたため物音の先に誰かがいたとは気づかず、そのまま他愛のない会話を続ける
「あ……私お風呂行かなきゃ……菅原さん、ありがとうございます」
菅原「あっ、うん……また明日」
私はそろそろ1年生もみんな上がっただろうと思い、菅原に深々と頭を下げてその場から立ち去る
––––––––––お風呂場–––––––
「失礼しまーす………誰もいないよね?」
お風呂場に着けば脱衣所をキョロキョロ確認して誰もいないことを確認すれば服を脱いで風呂場に向かう
「うわー!お風呂広い!独り占め最高〜♩」
掛け湯をしてからお風呂にザブンっと入る
「……菅原さん……なんでいつも私に優しいんだろ……なんか誰かを思い出すなぁ……あっ、わかった!クロだ……あの包容力、クロにそっくり……」
菅原の包容力をクロにそっくりだと思った私だが、5分もしないで風呂から上がり髪を洗おうとすれば、シャンプーなどを脱衣所に置いていたのを思い出して取りに行こうとする
ガラガラガラッ
「えっ?………」
扉を開けようとした瞬間、勝手に扉が開けられそこには上半身裸で腰にはタオルを巻いた人が立っていた