第2章 前進
〜放課後〜
「んーっと、バレー部のいる体育館はここ、かな.....ん?」
体育館にいるバレー部へ挨拶をしに行こうとした時に体育館裏から話し声が聞こえてきた、私はゆっくり音を立てずに体育館裏をのぞいてみる
?「手だけになるな!足動かせ!!」
ゴフッ
?「ボエーッ!」
背の高い目つきが悪い男の子がわざとらしく背の小さい方の男の子の顔にバレーのボールをぶつける
(あちゃーっ、痛そう)
?「おい、もっと集中しろ!3対3は明日なんだぞ!」
背の小さい方の男の子は顔を痛そうに抑えながら、分かってるよ!と言い返す
?「明日勝って!体育館入れてもらって!ちゃんと部活始めんだ!」
小さい方は続けて言い返すが、途中から聞いている には彼らの話が理解できず、眉間に皺を寄せて考え込むも、何も思い浮かんでこず
(1年生....だよね、あの靴の色からして.....部活内で何かあったのかな.....とりあえず体育館行ってみよう)