第41章 絢爛
音駒高校についた梟谷高校一行は体育館へと向かい準備を済ませばアップをしていけば少し後から続々と烏野高校の部員たちが体育館へと入って来れば体育館にいた梟谷学園グループの部員たちは烏野に注目しだす
木兎「あ、スズメ…じゃなくてあれが烏野か……あっ、なんかすんげーちっちぇー奴いるぞ!あかーし!!」
赤葦「そうですね、木兎さん……160もないですかね…アレ…(あれが黒尾さんの言ってた 苦戦した相手?…いや、まさか…)」
木兎「なーんか女みたいな顔してんな!!あっ!!男女(おとこおんな)だな!あっはははは」
続々と入ってくる烏野の部員を見ていれば、1人だけちっちゃい選手を見つけた木兎は興味津々と目をキラキラさせ1人騒いでる
赤葦「木兎さん言い方…ほら、アップ再開しますよ」
各学校アップを終えれば、次はぐるぐると試合を各校毎に回していき段々と各々の学校の強さが分かってくる
烏野 対 梟谷 16対25で 梟谷の一勝
烏野高校…別に物凄い弱いわけでもない
ただ何か欠けているような
ぽっかりと穴が空いたような
それでもその中で1人
異様な空気を醸し出す男が
1人いる、さっきのあの小さい奴だ
木兎さんは男女と言っていたが
確かに、本当に男かと確かめたくなる
腕も太ももも細くはないが
さほど筋肉もなさそうだ
ただ、プレー自体は少しほかの
選手より上回っているように見えた
ただ、目立とうとはしていない
どこかで線引きしているような…
俺だけじゃない、木兎さんも
何か惹きつけられるような感覚で
そいつから目を逸らす事が出来なかったんだ
烏野高校のフライング一周ペナルティを観察していれば、体育館の扉がガラガラっと開けられた、大学生らしき女の人が入ってくれば後ろから学生2人が息を切らしながら入ってくるのが見えた