第39章 追憶
両親と喧嘩してから2週間が経った、あの日ゲームセンターから帰って来た私はやはり少し気まずく、なにも言わずに部屋に閉じこもった、ご飯を食べるのもあまり会話がなくどこかリビングにいる事が苦しくなった
「あ〜あ、どうして親ってこうぐちぐちぐちぐち口うるさいんだろ!」
私は自己練習中、対人パスをしていた松永と両親と言うものについて愚痴る
松永「分かる〜!私が休みの日に掃除しなさいとか買い物行って来て!とかね〜こっちは1ヶ月に数回しかない貴重〜な休みだっつうの!」
松永がそう愚痴れば、ストレス発散とでも言いたげな強烈スパイクを私に打ってくる
「よっと!…あー分かる分かる〜!でも私の両親なんてバレーのやり方にまで口出して来るんだよ!?」
強烈スパイクを綺麗に上げればラリーを続けていく
松永「あ〜そっか、の親元バレーボール選手だもんねぇ〜」
「ほんと…鬱陶しい…」
親の会話を思い出せば苛だたしく唇を噛み締め、練習に励む