第8章 戦略
影山「・・・月島みたいなデカイやつが何人もお前の動きにアホみたいに引っかかったら、気持ちイイだろ?」
日向「うおぉぉぉっ!イイ!それいい!」
山口「オイッ!アホってツッキーのことじゃないだろうな?!」
「ププッ!アホだって"ツッキー"♪」
影山の言葉に山口は立ち上がり、それを聞いた私は笑いがこみ上げ月島をニヤニヤしてみる
月島「黙れよ山口・・・・その顔もヤメてくれない?」
ニヤニヤしていたら隣にいた月島に睨まれながら頬をつねられる
山口「ゴメン、ツッキー!」
「いででででっ!ゴメンって〜!」
影山「逆に・・・・お前が機能しなきゃ、他の攻撃も総崩れになると思え」
その言葉を聞いた日向は緊張のあまり呆然とし固まってしまい周りがフォローするも、日向にはそれが通じず部活終わりまでそれが続いた
–––––––部活後 帰り道
「ちょっと翔陽〜、いつまでそんなに緊張してんの〜?」
いつもより静かな日向に言えば背中をポンポンと叩く
日向「べ!別に緊張なんかし、してねーよ!」
「顔真っ青だよ?全く〜しっかりしなさいよ囮さん!」
日向「へっ?!オ、オレしっかりする事、頑張る!!?」
私の言葉にあわあわする日向を見れば私は呆れる
(あっちゃー・・・こりゃ明日大丈夫かね・・・・)
「ま、まぁ、私も大きな試合の時とかものすごく緊張したけどさ、
特にテレビとか来てる時、私を特集とかなんとか??でもさ、コートに立つとその緊張が一瞬でなくなるの、今まで勝った試合の風景を思い出すの、そうしたら自然と緊張が解けていったんだ」
日向「う・・・うん・・ブツブツブツ」
返事をしながらも自分の世界に入り込んでいるのかあんまり聞いておらず
影山「そうだぞ日向、イメージトレーニングって大事だからな」
歩きながら日向を励ましていると、いきなり影山が横からヒョイっと出てきて日向にそう言う
「うわっ!びっくりした〜・・・・って影山か・・今の話違う人に聞かれたかと思った・・・」
日向「うぉお?!かっ、影山か・・・ん?影山、の秘密知ってんの?」