第37章 進歩
小鹿野「くそっ、たらこめ…」
強羅「ブロッコリー…」
生川の強羅がそう言い返す
黒尾「やめろ、食べ物に失礼だぞ」
2人「「なんだと!?」」
(まったく、あいつは煽ることが趣味かっ!)
黒尾か2人に絡んでいる姿を見ればそう思う。休憩後再び試合開始
その日の練習が終え、夜、体育館の坂で烏野は寝転がっている
菅原「はぁー見事全敗」
澤村「いっそ、すがすがしいなー」
「はぁっ、はぁっ……もーこんなにダッシュしたの、久々ですよ本当…」
辛そうに息切れしている私をみた菅原は少し心配そうに私を見つめる
菅原「ちょい、大鷲」
そう言った菅原は人気のいないところへと私を連れて行く
「どうしたんですか?」
菅原「あーいや、ちょっと辛そうだなーって大鷲、その、病気?のこと、大丈夫かなーって思ってさ……」
「あー、一応定期的に病院には行ってたんですけど…最近自主練やらなんやらで行ってなくて…」
私の言葉に少し呆れる菅原
菅原「はぁ…あのなぁ大鷲、もちろん部活も大事だけどさ、それよりも自分の体を1番大事にすれよ?お前が倒れちゃったら、元も子もないべ?」
「あ、はい…そうですよね…(薬持ってくるの忘れた、なんて言えないよなー…マジで怒られそう、菅原さんに…)」
菅原「この遠征終わったら、ちゃんと病院行くこと、なっ?」
「あっ、はい!」
私の返事にニコッと返す菅原は澤村達の元へと戻って行けば私もその後ろを追いかけて体育館へと戻る
澤村「ちょっと烏養さんにタブレット借りて、シンクロ攻撃の動画を確認すんべ」
菅原「よっしゃ」
田中「しゃっす」
旭「俺はサーブ打ってくる」
旭がそういえば、それを聞いて、山口も
山口「(サーブ、俺もやろう)」