第36章 衝突
日向「なぁ、なぁ、なぁ!スカイツリーどこ?」
研磨に聞く日向だが、研磨はそれに戸惑う
研磨「え、スカイツリー?」
日向「あっ、あれってもしかして東京タワー!?」
「(えっ……本当に言ってるの?日向…)」
日向が指さした先には鉄塔があった
研磨「あれは普通の鉄塔だね…」
そんな様子を見ていたその他、黒尾が少し笑いながら
黒尾「なんなの? 宮城に鉄塔ないの?あの会話デジャブなんだけど…」
澤村「東京にある鉄塔はだいたい東京タワーに見えるんだよ。地方人には」
菅原「おい、それ暴言。あとここ、埼玉だから」
それを聞いていた眠そうにあくびをしていた影山は
影山「(東京タワーじゃない、のか…)」
「ほら、飛雄もしっかり起きて!これからゲームだよ!」
大きなあくびをしている影山の背中をバシンと叩いて気合い入れる
黒尾「〜、はい再会のハグは?」
「ぇえ〜?毎回やるの?それ…やーだねっ」
今回はみんなが見ているところだったのでさっさと荷物を持って日向達のところへ走る
「前回と違う高校でやるんだね〜」
前回の遠征は音駒で今回は少し田舎の方になったことに疑問に思い研磨にそう聞く
研磨「夏合宿はいつも、森然でやるんだ。涼しいんだ、ここ。虫が凄いけど」
「ゲッ…虫…」
研磨「相変わらずは虫苦手だよね、あと怖いの」
「そーう、よく覚えてるね研——」
リエーフ「日向~~!!」
私の声を遮るように遠くの方から大きな声が聞こえてくる
リエーフ「身長伸びたか~?」
研磨「リエーフうるさい」
日向「第一声から失礼だな!たった2週間で伸びるか!」
リエーフ「俺は2ミリ伸びたぞ」
誇らしそうに言うリエーフにショックを受ける日向
日向「ガーン!」