第35章 遠征
7月8日 遠征2日目
生川 5対5 烏野
「日向!」
ボンッ
生川とのゲーム、日向と影山はいつも通りに速攻を決める
「ナイス!翔陽、飛雄!」
直井「烏野はGWの時より落ち着いて見えますね、それに相変わらずあの10番の速攻!」
猫又「ん〜そうね〜全体的に安定感が出てきたね〜」
(だが————それでいいのか?烏野、今あるその力で、負けてきたのだろ?だから強くなる為に、ここへ来たのだろ?)
—————強さを手に入れる為に求めるのは、安定か、それとも
進化か————
音駒対烏野 通算3セット目 (日向影山初参加)
「澤村さん、ナイスレシーブ!」
キュッ
研磨(AからCに飛んだ…)
ドドッ
日向のスパイクはいとも簡単にリエーフにブロックされる
リエーフ「うっしゃあああああああ」
影山「おい、普通の速攻増やしてくぞ、フワッのほうな」
日向「………」
影山「おい、聞いてんのか!」
日向「……おう!」
音駒レシーブスタート
影山「大鷲!!」
「オーライ!!」
私の受けたレシーブは綺麗に影山のところへと帰れば再び日向にボールをあげようとするもフェイントで旭の所へトスを上げる
ドスンッ
リエーフ「触っ…ワンタッチ!!」
菅原「一瞬日向につられたと思ったのに、一歩出遅れてもブロック高い!」
リエーフ「っしゃあああ!」
日向がリエーフにブロック飛ぶが打点が高く綺麗にブロックを抜ける
「くっ……ああ〜すいません!カウンター食らったぁあ」
烏野高校タイムアウト
鳥養「まぁ落ち着け、最初から速攻はガッチリ警戒されてんだから無理もねぇ…取り敢えず音駒相手には大鷲、東峰のレフト中心で攻めてけ」
東峰&「「はいっ!」」
日向「……」
鳥養「(———で、いいのか俺、弱腰じゃねぇか?)」
猫又「(護りにはいって、進化はあるのか?繋心よ)」
ピーーーーッ
キュッ バンッ
音駒のスパイクを二枚ブロックで防ぐも虎のスパイクは綺麗に烏野コートへ入るが影山はそれを綺麗にあげる