第34章 新芽
数日後 部活中
日向「新しい人、見つかったんスね‼︎」
日向は清水が連れてきた1人の女の子を見ては清水に駆け寄り嬉しそうに言う
田中&西谷「何何〜、何スか〜?」
?「!!」
清水とその女の子の元に皆が集まった。
清水「えっと、新しいマネージャーとして仮入部の─」
谷地「やっ、谷地仁花です!!」
澤村「おぉーっ!?」
菅原&東峰「マジかスゲー!!」
山口(可愛い…)
「清水先輩、新しいマネージャーなんて探してたんだ!!」
東峰「1年生?」
谷地「うひ!?いっち、1年5組でありますッ!!」
影山&月島(あります…??)
谷地は東峰の見た目にビビったのか変な語尾になる
「5組って隣じゃん!山口、蛍!」
山口「うん、そうだね!」
「山口顔!ニヤけてるよ〜?笑」
谷地を見てにやけてる山口をみればそうちょっかいすれば山口は慌てる
澤村「旭、ちょっと引っ込め!」
東峰「ええ!?」
田中&西谷「(じろじろじろじー)」
谷地「!!?」
菅原「?」
菅原の背後から、田中と西谷が谷地をジロジロ見れば
菅原「コラ!!」
菅原が、2人の顔を抑える
山口(田中さんと西谷さんて、意外と人見知りするのかな…)
月島(女子なら誰でも食い付く訳じゃないんだ…)
東峰「良かったなあ!これで来年もマネージャー居るなぁ!」
日向「ハイ!!!」
谷地「あぅ、おぅ…」
清水「ま、まだ〝仮〟だから…!」
「(やった〜♩女の子1人増えた!!仲良くなれるかな〜ワクワク)」
月島「君もニヤニヤしてんじゃん……」
先ほど山口に指摘したことを聞いていたのか、私がニヤニヤしているのを見つけた月島は頬をむにゅっと掴む
「むうっ…いいじゃんよ〜可愛い子増えるかもなんだから〜♪蛍だって可愛い子いたらやる気出るでしょ〜?」
そう言われた私は月島にコソッと耳打ちすれば
月島「別に……僕は君1人いれば十分だし……」
「え?!君、本当に蛍?!」
少しキザな言葉を聞いた私は本当にいつもの月島か確かめるように顔を覗き込む
月島「はぁ?……寝言は寝てる時だけにしてよね……」