第33章 進展
2人の回答は案の定間違っていて
「日向は惜しい……けど、飛雄!ひとつ()抜けてるし!」
影山「あ?そうだったか?」
日向「えー結構自信あったんだけだなぁ俺!」
「はぁ……まずは答えね
She has been sick (or ill) in bed for one month
だからね」
影山「been??」
日向「sick?!」
「えっと、sickの場合、be sick 、これが一セットね。"sick" は形容詞であり、過去の分詞ではないの。そして形容詞には時制がない、だから、sickedという言葉はそもそもないのね、だからこの場合be sick の be を beenに変える。それでbeen sick が過去分詞になるわけ。理解した?」
影山「おう…なんかお前先生みたいだな…」
日向「すげえ分かりやすい!ありがとう、」
「全く……世話のかかる生徒達だ」
褒められたわたしは少し嬉しくなり2人のおでこをペチンッと叩けば再び勉強に集中する
3時間後、時計を見ればお昼1時すぎ
ギュルルルルルル
日向と影山のお腹が次第に鳴り出す
「—————っと、こんなもんかな?」
影山「腹…減った……」
日向「俺も〜腹減ったら集中できねー!」
「あーもうこんな時間かぁ、時間経つの早いなぁ〜、そろそろお昼ご飯にしよっか?」
日向「やったー!」
「じゃあ、何か食べたいのある?」
キッチンに向かおうと思うも、立ち止まり2人の食べたいものを聞いて
日向「たまごかけ——」
影山「ポークカレー!!温玉のせ!!!」
日向の声と被るように影山はそう言い
「(翔陽、いま卵かけご飯って言おうとしなかった?笑)….カレーね、はいはい、30〜40分くらいで出来ちゃうから、なんかテキトーに部屋でくつろいでて〜」
手をひらひらーっと揺らしながら部屋から出る
日向「お前、カレー好きなのか?ものすごい勢い俺の言葉遮りやがって!」
影山「あっ?美味いだろ、カレー!」
日向「美味いけどよ〜、時間かかるじゃんよ〜…あー!腹減ったー!」
日向は立ち上がり大声をだせばその場に寝転がりゴロゴロとする